神の御心を知るために

コンパス

神様は、あなたにどのように生きてほしいのでしょうか。もしかしたら、神様があなたを召されたことについて何となく分かってはいるけれど、その確証が欲しいのではありませんか。また、もしかしたら、あなたは神様の御心が分からなかったり、神様と自分だけの親しい交わりについて探ったりしている最中かもしれません。

結局のところ、神様の御心を知る唯一の方法は、神様について時間をかけることです。神様に近づくことによって、そのお導きも見えてきます。では、どうすればよいのでしょう。

たった一つの正しい方法というものはありません。しかし、参考になるステップならあります。

神様の御心を知るための4ステップ

祈りを通して神を求める

親しい友人と、最後に交わした会話を思い出してみましょう。一緒にいる時間が長ければ、いちいち聞かなくても何が好きで何が嫌いなのか分かるはずです。お互いの心の距離が近ければ近いほど、相手のことがたくさん分かるからです。

同じことが、神様との関係にも言えます。神様の御心を知ることは、神様との親しい交わりを持つことから来るからです。だからこそ、私たちには、全てのことを神様にその都度話す習慣が必要なのです。

祈りとは、神様にどうしてほしいのかたずねるだけでなく、神様がどなたなのかを知るためのものなのです。

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聖書を読む

あなたの人生に対する神様の御心は、聖書に書かれていることと決して矛盾しません。ですから、祈りを通じて神様を知るとともに御言葉にも親しみましょう

聖書を学べば学ぶほど、あなたの願いはだんだん神様の御心を反映するようになります。そうなると、神様にどんなことでも大胆にお願いできるようになり、神様もその祈りを聞いてくださいます


聖霊に耳を傾ける

聖霊に耳を傾けるには、あなたをとりまく雑音をさえぎる必要があります。気が散るものを取り除き、不安を手放せば、今、あなたの置かれている状況にも、神様の平安に満ちたご臨在に気づけるでしょう。

祈り、聖書を読むとともに、神様にゆだねるべき思いと、特に注意を払うべき思いとをすべて明らかにしてくださいと願いましょう。この過程を聖霊に導いていただきながら、このことを心に留めておいてください。心は揺らいでいても、神様の平安を感じることはできる、と。


知恵ある人に相談する

神様の御心について最終的な決定は神様がなされるべきですが、信頼できる、第三者のアドバイスを求めることは賢いやり方です。信仰の旅路をあなたよりもはるかに先に行く人たちを、あなたの「知恵ある助言者」として迎えることを検討しましょう。どんな神様の御心があなたの人生にあるのか、その人たちに一緒に祈ってもらうために。

このステップは、前のステップと一緒にする必要があります知恵あるアドバイスを求めるのは、神様がもうすでにあなたに語っておられることを受け入れるためです。アドバイスを、神様と直接語らうことに代えてはいけません。

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さあ、次はどうする?

いつも上手くいくとは限りません。それでも、何度も神様の御心を知ろうとするうちに、だんだんやさしくなっていくでしょう。神様は目的を持ってあなたを創られました。そして、天と同じように地にも御国がくるのを、あなたにも見てほしいと思っておいでなのです。

あなたの願いが神様の御心に沿うようになると、神様はあなたが正しいことをすると信頼してくださいます。これらのステップはそうなる助けになります。神様を日々求めることも含めて、この4ステップは一生取り組み続けるものと成るでしょう。

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…わたしたちの主また救主イエス・キリストの恵みと知識とにおいて、ますます豊かになりなさい…(霊的な成長において)

ペテロの第二の手紙 3:18

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どう祈ろう?―6ステップの祈りのガイド

祈る人

「祈り。」この言葉を目にしたとき、どんな思いやイメージが浮かんでくるでしょうか?皆さんにとって、神様と話すのは簡単なことですか?それとも、難しいことでしょうか?

神様に何を言うべきかわかっていても、いつも安心できるわけではありません。ときに祈りは、神様との対話がどうあるべきかという誤解によって重荷になってしまいます。

「だから、あなたがたはこう祈りなさい…」

2000年前、イエス様は弟子たちにこのように祈るように教えられました。

天にいますわれらの父よ、
御名があがめられますように
御国がきますように。
みこころが天に行われるとおり、
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの食物を、
きょうもお与えください
わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、
わたしたちの負債をもおゆるしください
わたしたちを試みに会わせないで、
悪しき者からお救いください

マタイによる福音書 6:9-13

今では祈りのお手本として有名です。ですが、私たちはこの祈りを21世紀の日常生活にどう適用すればよいでしょう?

まず初めに、どのような祈りが良くないものかを理解することです。主の祈りを教えられる前に、イエス様は弟子たちにこのように言いました。「あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい…」そして、「くどくどと祈るな…あなたがたの父なる神は、求めない先から、あなたがたに必要なものはご存じなのである。」

もし神様が私たちの必要をすでにご存じならば、祈りは単に口にする言葉ではありません。もしも他の人に見せつけるために祈ったり、達成すべきノルマのように祈ったりしているのなら、私たちは祈りの力を見逃しているのです。

祈りは神様との生き生きとした対話で、これからもずっとそうなのです。そう実感できたとき、主の祈りは、私たちが日々、神様にもっと自由に話しかけるのを助けてくれるようなフレームワークとなります。

祈りのための6ステップを確認しよう。

  1. 神様に心を向ける
  2. 「天にいますわれらの父よ、御名があがめられますように…」

    深呼吸をして、言葉に心を集中させましょう。「天にいますわれらの父よ。」

    ゆっくりと息を吐きながら。「御名があがめられますように。」

    何回か繰り返して、心に浮かんでくる神様の素晴らしさに思いをはせてみましょう。神様がどんなに偉大であるか、ゆっくりと時間を使って思いをめぐらせましょう。

  1. 自分の心を見つめ直す
  2. 「御国がきますように…」

    神様はどんなときでも、この地上で御心をかなえるために働いておられます。ですから、もう一度ふりかえってみましょう。神様の御心と自分の心の向きをそろえることができたとき、積極的に御国を求める姿勢であると言えます。

    身の回りの思い煩いから心を静めて、今日、神様が御用のために自分をどのように用いてくださるのか示してくださいと祈ってみましょう。

  1. 思い煩いを神様に明け渡す
  2. 「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください…」

    自分の両手を目の前に差し出して、神様に求めるところを想像してみましょう。神様に心配を明け渡したら、代わりに何をくださるのでしょうか?

    心配に思うことを箇条書きにしてみて、一つ一つ口に出してみましょう。不安なことを言葉にするときには、「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください。」と神様に祈りましょう。

    自分の心のおもむくままに、何度も繰り返してください。

  1. 悔い改め、そして応える
  2. 「ゆるしましたように…おゆるしください…」

    あなたはて手放すべきものに、しがみついていませんか?いままさに罪を告白する必要がありませんか?もしかしたら忘れられない傷かもしれません。なかなか変えられない自分の態度かもしれません。克服できない依存症かもしれないし、何度もおかしてしまう過ちかもしれませんね。

    神様は、ありのままで来なさい、そして応えなさいと、あなたを招かれています。どんなことでも、心のうちにあることを神様に話してみましょう。そして、神様からの言葉を受け入れられるように、心を空っぽにしましょう。

  1. 神様に助けを求める
  2. 「…悪しき者からお救いください…」

    神様は、私たちすべてを何かから救ってくださいました。神様は、あなたを何から救ったのでしょうか?

    真実な神様に感謝し、そして助けが必要な点について神様に知らせましょう。神様の助けが必要な、他の人のためにも祈りましょう。希望のない状況のように思えても、神には、なんでもできないことはありませんと、心に留めておくことが大切です。

  1. 喜び、そしてふりかえる
  2. 神様があなたの命にしてくださったことを感謝し、生涯の日々の歩みをとおして神様を礼拝する道を捜し求めましょう。

    そして、すこし時間を使って、神様との時間をふりかえってみましょう。神様はあなたにどんなことを示してくださいましたか?特に印象に残っていることを、祈りのリストに加えてみませんか。

私たちがイエス様のように祈りはじめたとき、イエス様のように神様との親しい交わりを体験することができるでしょう。そして祈りによって私たちの生き方を形作ることができたなら、どんなときも自信と、弱さと、信頼とをもって、神様に近づいていけると実感できるのです。

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イエスはよみがえられたーマタイによる福音書28:6ー聖句画像

イエス様は私たちを救うためにどのような代償が必要か知っておられました……そしてイエス様はとにかく代償を支払うと決められたのです。何ものも、私たちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、私たちを引き離すことはできません。今日、罪と死、そして闇に打ち勝ってくださる神の力を祝福しましょう!キリストは生きておられます―だから、私たちも生きることができるのです!

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